「自分だからキャリアについて書けることって何だろう?」と思った時に出てきたのが、
エンジニアからキャリアアドバイザーへの転職体験。
ニッチな部分にはなりますが、中には同じようなキャリアを描く方もいるかもしれません。
この記事では、
「エンジニアからキャリアアドバイザーに転職する志望動機」
について書きたいと思います!
この記事は約5分で読めます。
志望動機とキャリアチェンジを考えたきっかけ
筆者のエンジニアからキャリアアドバイザーになるにあたっての志望動機では、
・新卒研修の運営の経験で一番成長を感じられた。「人のキャリア・成長をサポートする仕事をやりたい」と考えた
・エンジニアの仕事でも教育・キャリアに間接的に携わることはできるけど、本職ではない。やりたいことの集中
みたいなことを話ししていました。
筆者は文系卒・プログラミング未経験でIT業界に入りました。
就職活動で紆余曲折あってエンジニアになったのは「企画に携われる仕事がしたい」「手に職がつく」「大手の会社だったので人の出会いも多く、社内(グループ内) の異動も可能なのでキャリアの幅が広がりそう」みたいな理由でした。
適性検査や面接の選考通過率が異様に高かったのもあります笑
新卒で入社する前は資格(基本情報技術者試験)とプログラミングの勉強を少し。
3ヶ月間のプログラミング研修は課題が進まなすぎてめちゃくちゃ辛かったですが、伸びしろ・成長点も見られどうにか終了。
配属されてからの約半年は新しいことに触れ吸収する毎日で成長実感・やりがいを感じられました。
しかし2年目以降は基本的に同じ技術・同じような仕事の連続。新しく学び身に付けることが少なく、成長をあまり感じられなくなりました。
またあまり技術が得意でなく、興味もそこまで持てない。興味の対象は技術よりも「人」。
技術に強い同僚は情報発信や自己研鑽をしっかり行っており、自分はそういう人たちに叶わない。
マネジメントにならないと給料が上がらず、昇級のスピードも遅い。
マネジメントの先輩方の社内外の折衝・仕事の負担が大きく大変そうにしている姿を見て、「やりたい・楽しそう、自分もそうなりたい」と思えなかった。
入社して2年目・3年目ですでに「エンジニアからは足を洗いたい」と思うようになりました。
一番大きかったのは「エンジニア新卒の研修運営の経験」です。
プログラミング・ビジネス研修の教材作成、担当新卒の1on1・指導。
課題を自分で立てて分析して、提案してアクションを自主的に起こすことができた。
自分の言動が人の役に立っている、人の成長に繋がって、それを目の前で感じられる。
研修運営は今までやったどの仕事よりも楽しく、成長を感じられました。
自分の興味・やりたいことは「人のキャリア・成長に関わること」だし向いているのではないかと、この経験を通じて強く感じました。
そんなこんなで人事・研修系の仕事にキャリアチェンジを考え始め、1〜2年情報収集をゆっくり行いました。
上司との評価面談で2年は異動できない旨を示唆された。
キャリアチェンジできる年齢には一定限りがあること。
転職活動に向けて動いたり人前で自分の経験を発信する機会があったりで自信がついた。
何となく「できるところまでやってみよう」と転職活動を始め、内定をいただき転職に至ります。
志望動機を考える上でのポイント
今の会社ではできないのか?
「人と関わらない仕事」は全くないですよね。
・今の会社ではできないのか?
・なぜ選考を受けている会社でないといけないのか?
を考えるのが一つポイントです。
志望理由はあくまでも自分起因の理由・背景のもの。理由が他責にならないように気をつけたいところです。
キャリアアドバイザーである必要。キャリアパス、キャリアアドバイザーで何を成し遂げたいのか
正直キャリアアドバイザーは、やりたいことを達成する上での過程・手段というのはあると思います。
IT領域のキャリアアドバイザーであれば、IT・エンジニアリングの経験を活かせる部分は大きい。
どの転職活動でも「2〜3年後のキャリアパス」は聞かれると思います。
「自分のやりたいこと」と「職種の理解」、両方を踏まえて答えられるようにしましょう。
数字を追う仕事に抵抗はあるか
エンジニアはチームでもの・システムを作る仕事です。
個人個人に「この機能を作る」「このドキュメントを作る」など作業を割り振ります。
アウトプットは明確な数値ではないので、営業系ので職種にキャリチェンジする際はギャップを感じやすいところかもしれない。
実際に面接でも「数値目標を達成していくために、どのように行動していくか?」という質問はありました。
筆者も転職前は、「数字のプレッシャーに追われそう」と心配でした。
「数字を追う」というので、営業系の職種を敬遠してきたほどです…笑
数値目標の達成がボーナス・インセンティブと連動するため、達成のために工夫・行動することは必要です。
会社によって「過程も含めて評価する」など数値への考え方が違う部分はあるので、面接の逆質問で評価制度について聞くのも「ギャップを減らす」上で有効かもしれません。
個人的に:「仕事の幅を広げる」とは何かを考えておく
キャリアパスについて話をするとき、「幅を広げる」という言葉をよく使っていました。
現職の最終面接で「それってどういうことですか?」と質問があった時に「確かに…」と思いました。
「仕事の幅」という言葉を使うときは、上記意識していただけるといいかもしれません。
おわりに
志望動機を考えて、自分の言葉で話せるようにするのは大事ですね。
キャリアチェンジの場合は「職種を変える」「前職の経験がどのように活かせる」というストーリーがことさら重要です。
転職エージェントの活用や知人に志望動機を聞いてもらうなど、面接対策で少しでもスラスラと・スムーズに話せるようにするといいかもしれませんね。