エンジニアからキャリアアドバイザーに転職して半年近く経ち、仕事にもだいぶ慣れてきました。
20代後半のキャリアチェンジ、しかも異職種。
1日のスケジュールややることはだいぶガラリと変わりました。
ニッチな職業ではありますが、前職・現職の「1日のスケジュール」にどのような違いあるのか、少し書いてみたいと思います。
※注:あくまでも筆者の体験に基づいて書いていますので、人材紹介業界・企業という観点でご覧いただければと思います…!
現職
・朝会
1日10分程度、部署で朝会があります。
数値の見込みや連絡事項などの情報共有が行われます。
最近は週の半分以上が在宅勤務なので、部署内での貴重な「対面コミュニケーション」の時間とも言えます。
・求職者と面談
日によってばらつきはありますが、1日に何件か求職者とオンラインで面談を行います。
事前に情報がある場合は求職者のプロフィールや職務経歴書を読み込み、
「どのような人か、どのような案件が良さそうか」
仮説を立てます。
実際の面談では求職状況や「どのような案件を希望するか」のヒアリング、今後の案件探しについて認識合わせを行います。
求職者とのファーストコンタクトということで、必要な情報の過不足ないヒアリング・求職者との信頼関係の構築が大事になってきます。
・企業に対して求職者を推薦
エージェントからの紹介文と職務経歴書を準備し、求職者を企業に推薦します。
企業によって推薦の方法が違うので、応募方法・採用媒体は毎回確認しています。
・求職者の企業との面談に同席
これは人材エージェントにより違う部分かもしれませんね。
企業から「この求職者と会って話をしたい」と面談希望ががあったら、面談日程を調整。
企業・求職者のやりとりがスムーズにいくように、あるいは双方の印象の確認で面談同席にすることは多いです。
これもケースによるのでしょうが、採用の担当者が実施に面談に出てきた直で話ができる機会だったりもします。
・求職者との連絡
求職者との面談の後は、適宜下記で連絡を取り合うことになります。
・求人票の紹介
・選考状況の進捗共有
・企業との面談の日程調整
・面談前後のフォロー(面談の事前対策、企業との面談印象の確認、企業からの面談結果・フィードバックの共有など)
・企業からのオファーに対するフォロー・契約周りの手続き
こまめな連絡、そして時としてユーザーの意向を握る・促すのが大事になってきます。
・企業との連絡
対企業に対しても適宜連絡を取っており、対求職者とかぶる部分が結構あります。
推薦した求職者の選考状況の確認・回収
求職者との面談日程の調整
オファーや契約に関する連絡・手続き
企業の選考に変更があった場合や「この求職者を企業にプッシュしたい」という場合などは、自社内のリクルーティングアドバイザー(対法人営業の担当者)と連携します。
・日報作成
日々の数値のモニタリング・振り返りに、1日5分〜10分で日報を書いています。
こちらはチームの情報共有用ですが、企業の経営陣に向けた週報も週1で作成しています。
・1on1
チームの同僚や上司に、進捗状況の共有・日々のアクション方針の確認で1on1を実施しています。
・ミーティング
キャリアアドバイザー担当者内で集まって、情報共有や業務の効率化・改善に向けたミーティングを行っています。
自分はマネジメントのポジションではないというのもあり、後はチーム内で勉強会や施策を行う時にミーティングが生じるくらいでしょうか。
エンジニア時代
・朝会
全体の連絡や各自の進捗の共有を1日10分〜15分ほど。
現職も前職でもやっており、これは職種に限らず必要なコミュニケーションと言えますね。
・プログラミング
会議以外の1日の大半の時間はプログラミングに費やしていました。
コードの書き方がわからなかったり「やりたいことをうまくプログラムで実現できない!」となったりすると、時間が溶けていきます…笑
(逆にプログラミングがスムーズに進んだり、課題が解決したりすると楽しい)
・作業レビュー
例えば
・作成したプログラム
・システム作成に関する設計書
に対して、レビューが必ず生じます。
前職では自分が作った成果物に対してレビューを受けるのも、後輩やチームメンバーが作った成果物に対するレビューをするのも行っていました。
・管理業務
・システムのリリースに向けたリリース準備
・リリースのスケジュールから逆算して、スケジュールの作成
・チームメンバーに振る作業の割り振り、仕様検討
・(上述の)メンバーの作業物に対するレビュー
を、プレイングリーダーだった時はプログラミングと並行して行っていました。
・ミーティング
チームの定例やチーム首脳のミーティングは週1。
他にもチーム間をまたいだプロジェクトでも定例のミーティングがありました。
開催頻度は週1や隔週のものもあれば、期間を決めて毎日…というものもありました。
・1on1
前職では「定量的な数値目標」というわけではなかったので、あまり目標設定の色合いは強くありませんでした。
「今困っていることある?」みたいなふわっとしたものだった覚えがあり、話すことがない日はよくスキップになっていました笑
現職と前職を比較してみて
最後にまとめとして、現職と前職のスケジュールを比較した違い・共通点を書いていきます。
違う部分
・人と話す時間が物理的に増えた
現職は求職者との面談をはじめ、人と会話する量が増えました。
(前職は個人の作業時間が多かったのもあり)
初めの頃は結構喉が渇いた覚えがあります笑
・接客、コンサルティング的な要素が増えた
前職でもチーム間の折衝はありましたが、現職では「対求職者」の部分が大きく
一人ひとりに合わせた対応が重要になってきます。
・日次で細かいタスクを行う
前職でも「スケジュールから逆算してタスクをする」という意味でToDoの管理はしていましたが、
キャリアアドバイザーは日次で「ここに連絡する、ここの企業に応募する」と細々としたToDoが発生します。
差し込みのタスクも往々にして発生するので、優先順位付け・ToDo管理について勉強する日々です…笑
共通する部分
・個人プレーの部分は多いけどチームプレーが大事
個人的な見解・感想にはなりますが、エンジニアの方が一人ひとりの成果が数値に落としにくい・1つのものを作るのに作業分担しているのもあり、「チームでシステムを作る」という側面が大きく感じられます。
とはいえ、キャリアアドバイザーも個人的な要素が強くても、一人で完結している仕事は全くない。
対外的な顧客(求職者・企業)との連絡、自社内の関係各所との連携が必要です。
そういう意味では、どの仕事でもチームでの協働は変わりませんね。
この記事で仕事のイメージがついたり、参考になったりしたら幸いです。