こんにちは。
今日は掲題の通り、
「フリーランスエンジニアの面接のポイント」
について書きたいと思います。
フリーランスエンジニアといってもフルタイム、副業など色々な働き方が考えられる中
企業から面接で聞かれる内容・オファーが出る人には一定の法則性があります。
「筆者が見聞きした範囲」という但し書きはつきますが、
面接のポイントを見ていきましょう。
フリーランス採用の面接の流れ
・企業側:会社概要、プロジェクト募集の背景の説明
・候補者:自己紹介、直近の経験で募集内容にマッチするものを話す
・質疑応答(逆質問含む)
フリーランスは正社員採用に比べてポテンシャルを見る…というよりは、
「何ができるか・どのようなスキルを持っているか、どのように仕事で活躍できるか?」
にフォーカスがされます。
もちろんポテンシャルを見ての採用が全くないという訳ではありませんが、
フリーランスに求められるのは「即戦力・すぐにキャッチアップしてパフォーマンスを発揮できるか?」が多いです。
オファーが出るかどうかのポイント
筆者が大まかに思うポイントは
・コミュニケーション面
・スキル・経験面
・キャリアに対する志向面
・条件面
です。
それぞれの項目に分けて見て見ましょう。
コミュニケーション面
情勢もあり、職種にもよりますが「リモート環境での仕事」が前提となっている企業は多くなっていますよね。
テキストコミュニケーションでのやり取りは多く、ミーティングはオンライン会議ツールを使っての実施。
オフィスで気軽にコミュニケーションをとって分かりにくいところを簡単に確認…というのが難しいだけに、
オンライン上でのコミュニケーション・意思疎通がスムーズに取れるかは重要なポイントです。
スキル・経験面
面接で一番すり合わせ・確認が行われる項目と言っても過言ではありません。
スキルシート(職務経歴書)を用いた書類選考で一定「求めているスキルはありそう」という基準を満たしていそうでも、
面接で話してみると「そこまで知識がない・自分の言葉で話せていない…」というパターンは往々にしてあります。
基本的には「求めているスキルに関して、実務で経験があるか?」が求められますが、
あまり習得している人が少ないような最新の技術などであれば「個人学習・興味でも可能」とするケースはあります。
キャリアに対する志向性
例えば企業は「1〜2年の長期でプロジェクトに参画して欲しい」と思っていても、求職者が「多くのプロジェクトを経験したいので半年以内で辞めたい」と思っていてはミスマッチングとなってしまいます。
また「新しい技術・スキルを学びたくない」「思想的に相容れない」などの仕事に対する取り組み方・志向性も一定合っていないと厳しいケースはあり得ます。
条件面
プロジェクトには予算・開始時期などの条件がありますよね。
(言ってはなんですが)企業としては「日数は多く・早く仕事に入ってくれる人」「報酬が安い人」の方がより嬉しかったりします。
上記で書いてきた条件もさることながら、どんなにいい人材でも条件面が折り合わないとうまくマッチングしないケースも往々にしてあります。
(条件面の折り合いがつかないのをうまく企業に交渉するのが、エージェントの価値発揮ポイントだったりします)
面接で意識したいポイント
相手がしている質問・求めている答えに対して、的を得た受け答えができるか
相手の質問の意図がわかっていないと、会話はスムーズにいかないものです。
フリーランスとして採用されるのは、一定の領域において「プロフェッショナル」であることが求められます。
相手の質問を咀嚼し、自分のスキル・経験に基づいてを元に回答しましょう。
正直経験・スキルに関しては面接の場では自分の経験のあることしか話ができませんし、偽ることができなません。
「わかりません」と毎回回答するのはよろしくないですが、時として「わかりませんが〇〇だったと思います。」と回答するのも一つの手段です。
面談の受け答えは人によって慣れ・不慣れはあるかもしれません。
「あまり慣れていない」「自信がない」という場合は、エージェントや知人を活用して「模擬面接」を行うのも手です。
自分の苦手な部分や強みの部分に気づくきっかけになり、面接の通過率がもしかしたら上がる…ということもあるかもしれませんよ。
オンラインの面接であるからこそ、「話し方・聴き方」に気をつける
ハキハキと自信を持って話す。
表情は無表情ではなく、気持ち口角を上げる・明るい表情。
こまめに頷いて相槌を打つ、パソコンのカメラに目線を合わせる。
話す内容もさることながら、「視覚・聴覚から入る情報」は人の印象を決める上で大きいです。
話はなるべく簡潔・論理立てて。面接官とのキャッチボールを意識する
例えば自己紹介・直近の経験について話す時に、スキルシートを羅列して10分以上話し続けるのだと、面接官は「一方的に喋りたいことを長々と話す、話をまとめられない人なんだな…」とネガティブな印象を受けます。
自分のことをアピールしないと!と話すのが長くなる気持ちは分かりますが、面接は求職者・面接官の間の「言葉のキャッチボール」が大切です。
回答は結論から話して後から理由を補足するなど、聞き手を意識した回答・話す時間を心がけましょう。
大事な質問に対する回答が短ければ、面接官は深掘りをするはずです。
話が長くなる方は「回答はとりあえず一分以内」など、話す長さの目安を設けるといいかもしれませんね。
企業研究は怠らない
エンジニアの方だと「この技術をやりたいからこの求人」みたいに絞り込むケースもありますが、興味のない企業・仕事領域で仕事をするのは結構辛いです。
企業としても「全く企業・業界に興味がない人」よりも「企業に興味を持っている・熱意のある人」の方が印象はいいはず。
面接に臨む上で、最低限求人票や会社HPは確認しておきましょう。
また逆質問もテンプレートを作るなどで準備しておくのが吉です。
「求人・プロジェクトの体制(人員、納期など)」「プロジェクトの課題について」「仕事の進め方について」がよくある逆質問でしょうか。
前に(いま)働いている企業に対してネガティブなことを言わない・他責しない
これは個人的に感じていることです。
「他責の発言が見られたのが気になる。問題があった時に自分の行動や意識を変える気がない印象を受けた」という理由で、面接が通らないというケースは何回か見たことがあります。
仕事探しの理由はポジティブに話せると良しです。
いかがでしたでしょうか?
面接は正直「場数をこなして慣れる」部分が大きいと個人的に思っています。(かく言う筆者も、面接はそこまで得意ではありません…笑)
この記事が面接で聞かれること・話すことのポイントを理解、ひいては面接が苦手な方の参考になれば幸いです。